<基礎知識>永代使用権を買うのであって土地を買うのでは無い

当然のことですが霊園というのはその土地を利用する権利を購入することになりますのである程度まとまって費用が必要です。
ローンで購入をすることも出来ますが、支払いを遅延してしまうと撤去されてしまうこともあるのでお気をつけ下さい。 墓地の永代使用料は安い順に並べますと公営・民営・寺院と基本的にはなっています。
とは言いましても限られている予算で墓地を欲しいという人がいた場合には、公営が良いとは決して限らないのです。
お墓を建てる時によく「お墓を買う」と言うことがありますが、本当は「永代使用権を買う」ということであり、土地を所有する権利を買うというものではないのです。
ただしこれら永代使用権の内容や制度というのはそれぞれ霊園によって異なりますので、契約内容をまずは把握しておきましょう。

 

公営におきましての墓地面積というのは大きな区画しかないケースがあり、価格が高額となってしまうことがあります。
民営の場合につきましては小さな面積だったとしても販売されてることもありますので、結果的に公営よりも安価となるケースもあるのです。



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<基礎知識>永代使用権を買うのであって土地を買うのでは無いブログ:01-11-18

もう30年も前のことである。

大学の卒業を目前にした二月、
卒論の提出も終わって時間があった僕に、
バイトが急にやめてしまって、
次がみつかるまでの間でいいからと言われて
引き受けたアルバイトだった。

その店は、
マスター一人、アルバイト一人の小さな喫茶店だった。

勤め始めて1週間ほど経ったころの寒い夕方だった。
客も途切れ、暗くなり始めた町を行く人もまばらで、
「そろそろ閉めようか」とマスターが言ったとき、
店の表に親子連れが立った。

客は、二人の息子の手を引いた女の人で、
背中のねんねこにも赤ん坊が眠っていた。

どこか近在の村から出かけてきた母と息子であったろう、
お腹がすいたと息子にせがまれて
通りかかったこの店に入ってきたのかもしれない。

僕は水の入ったコップとおしぼりをテーブルに運び、
注文を聞くと、
母は表のショーケースを指差すようにして、
「あの赤いうどんを下さい」と言った。

赤いうどん?
僕は一瞬とまどったが、
イタリアンスパゲティだとわかり、
「三つですか?」と聞くと、「ひとつでいいです」と言う。

マスターは
僕が注文を伝えた時にはすでに調理にかかっていたが、
できあがった一皿は、いつもより分量が多めだった。
取り皿にお箸を添えて運んだ。

息子達はくちの周りを赤くして無心に食べている。
母は下の息子に食べさせてやっていたが、
自分は一筋もくちにしなかったようだった。

親子連れが帰った後、
マスターはひとこと「赤いうどんか…」とつぶやき、
「さあ、もう閉めよう」とあたりを片付け始めた。

それから間もなく僕はその店を辞めたが、
その母と息子のことは長く心に残った。